2004年09月04日

続・村上会

村上会の記事に対して井蛙望洋さんからトラックバックをしていただいてコメントしようとしたのですが長くなりそうなのでこちらからもトラックバックです。

seiaさんはゆゆしき羊のことを
いつも鋭い視点で身の回りの出来事の本質をみつめ,シュールな中にも温かみのあるユーモラスな文章を提供しているゆゆしき羊さん.

なんて書いていただいております。言っておきますが『羊を褒めろ』と上げ底の菓子折り(ただし上げ底なだけ)を持ってお願いしたり『褒めないと…どういう事になるんか解ってるな?アァァン?』なんて脅したりした訳ではありませんよ。

『ゆゆしき羊』という名は仲良しの同僚がつけてくれたのであまり深く考えていませんでしたが、私も同僚も村上春樹好きなので春樹君(いつからそんな親しげに?)の影響を受けているといえばそうかな。

しかし、照れるなぁ。ポ。
これからもこの調子で褒めてください。…ん?

さて、『国境の南、太陽の西』が紹介されていたのですが、私も好きな小説です。涙なしでは読めません。
村上春樹の恋愛小説といえば『ノルウェイの森』が有名ですが、私はこっちの方が好きです。
国境の南、太陽の西
村上 春樹


初めて読んだのは高校3年生、17歳のときでそんなに深く感銘を受けることはありませんでした。

今年になり、ふと読んでみることにしました。
やはり本を読むのに適切な年齢というかそんなものが存在しているのか25歳の今読んだ方が胸に切なく響くものがありました。

たぶん17歳と25歳では、人生でも恋愛でもさまざまな経験を積んで良い意味でも悪い意味でも『いろいろ知っちゃった』から感じるものが違うのだろうな。

17歳の頃、恋愛っていうのは空虚を埋めるためにするもんなんだとばかり思っていました。確かに部活の先輩や、同級生なんかをカッコいいと思い好きだな、と思ったこともあるし告白したこともある(まぁフラれてばかりでした)けれど、拒絶されても何の感情も起きなかったというのが正直な話。
『この人とつきあいたい』以上に『とにかく彼氏が欲しい』という気持ちと好奇心が勝っていた。その彼氏になる人が自分が良いと思った人ならなお結構。

ある時他校の男子に気に入られて会ってお話をしたことがあり、あまり好きではないし他に気になる男子がいたけどまぁいいっか。彼氏ができるし。そのうち好きになるだろう。なんて思っていた。
結局その人とはそれっきりになったけど、今思えばそれでよかったんだろうな。人を傷つけずにすんだから。

さて。
本題を『国境の南、太陽の西』に戻すことにしよう。
要約すると『小学生の頃好きだった同級生と37歳で再会し、家庭を捨てようと1度は決心する男の話』です。

何不自由なく暮らしていたハジメ君は小学生の頃好きだった島本さんと再会し、自分の中で決して満たされない部分があることに気づく。そして満たされない部分は妻や他の女性では決して埋めることができない。島本さんでないと埋められないことに気づいてしまう。

『寂しさを埋める恋愛』ではなくて『その人とじゃないとできない恋愛』。星のめぐり合わせ。それってものすごく幸せな事なんだなぁ、と思う。しかし幸せであると同時に残酷なのかも。



ところで、村上作品といえば読んだ後必ずビールを飲みたくなるしパスタやサンドイッチが食べたくなる。

そんなときにはこの本もいい。


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トラックバック・村上春樹がくれたもの@井蛙望洋
この記事へのコメント
誉めたとたんに空想とか生で欲しいとか.
このへんが惹きつけてやまないのかも知れません.(何を?)

私が村上春樹を読んでいたのはちょうど羊さんと同じ25歳の頃でした.
たくさん影響を受けていたらしく,恋愛のことをよく考えていたのもその頃,パスタ作りが趣味になったのもその頃です.
村上を読むには一番いい時期なんでしょうね.
Posted by seia at 2004年09月06日 01:49
★seiaさん

すいません、たまにまじめに書くとどーしても軽い文を書きたくなるのです。
サザンの桑田のようなものだと思ってください。

初めて村上春樹を読んだのは高校3年生の時でした。
その時は特別感激はなかったのですが、この年になって読み返すと具体的には表現しにくいですが色々と感じるものがあります。

さて、今日新刊の発売日です。
大変、大変。(何が)
Posted by 羊 at 2004年09月07日 09:04
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